涙という叫び

拉致被害者のドラマを見た。



号泣した。





政治とか外交とかそんなちっぽけなことには興味ない。





やっぱり家族は一緒にえなあかんって。

たとえそこが北朝鮮でも、日本でも。



たとえ1年半会えなかったとしても、

あんなおじいちゃん、おばちゃんになっても、

会ってすぐキスを交わすなんてなかなかできない。



だってそこには愛があるから。

美しすぎる。



そして、「北朝鮮の生活はつらくてもう戻りたくない。

それでも妻と出会えたことは感謝している。」と

言い切ったジェンキンスさん。

かっこよすぎる。





オレは「ラストエンペラー」溥儀の弟の溥傑の話を思い出した。



溥傑は浩と結婚した。

浩は満洲国時代に溥傑と政略結婚させられた日本人貴族のお嬢様。

それでも、政略結婚とはいえ

溥傑の優しい人格に触れて本当に愛するようになりました。

二人でいるときはいつも必ず腕を組み、ゆっくりと散歩する仲になりました。

これがホントのおしどり夫婦やね。



兄の溥儀は日本にそそのかされて満洲国のトップになってしまいます。

でも、戦争には負けたから、その後は中国を日本に売った

売国奴（ばいこくど）ってことで刑務所入り。

浩はうまく逃れることができたのでそこで溥傑と浩は離れ離れ。



浩は中国を転々とする約1年半の流転生活。

逮捕されることもあった。

それでも支援者によって日本に帰れた。

そこで書道の先生として生活を始める。



溥傑はずっと獄中生活。



昭和36年5月。

中国・広州駅で、浩とは溥傑と約16年ぶりの再会を果たす。



そこで溥傑は浩に肘をすっと差し出した。

黙って腕を組む浩。

歩き出す二人。



そこに言葉は要らない。







家族は絶対大切にせなあかんて。

家族は絶対オレが守らなあかんて。







それにしても最近涙腺がゆるいらしい。

必死でがんばってる

「ホイッスル」の風祭翔や

「将太の寿司」の将太や

「ワンピース」の

ロビンとお母さんとの出会いとか

以前ではどうでもよかったことに

グッとこみ上げてくる。

最近敏感になってきたようだ。

たぶんいい傾向だ。