ベトナム旅行記⑪―レベルが違う

ベトナム旅行11日目スケジュール

　ツーズー病院に行ってきた
↓そのままVAVAの講演会に飛び入り参加

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今日ツーズー病院にチラッと行ってきた。
ここの障害児病棟はすごい。
日本で障害児っていうと
ダウン症の子とか斜視の子くらいのイメージだけど。
こっちはえげつない。
腕がないどころの騒ぎじゃない。
目が飛び出てたり
頭が飛び出てたり
脚の左右の大きさが全く違ってたり。
レベルが違う。

そんな子達でもかわいいと思える自分に安心した。
澄んだ眼をして笑顔もかわいいやん。
でも、小さくてまだベッドに寝るままの子達の部屋はひどかった。
うめいてるみたいで、まるで地獄絵図みたいだった。


この子達は親に捨てられた子が多い。

まず、お腹の中を見る超音波の機械はベトナムで
ここのツーヅー病院にしかない。しかも高い。
だからお腹の子がどうなってるのかは
ほとんどのお母さんは分からない。

仮に分かったとしても、
日本のように教育がしっかりしていないし行き届いていなくて
（まぁ、つまりはこんな障害を持つ子達が
いること自体知らないかもしれない）
自分の子供を受け入れることができる
立派な責任感を持てる親はなかなかいない。

言い方はきついが、
てっきり元気な子が生まれてくると思っていて
生まれてきた子が「バケモノ」だったら
そりゃビックリするのは仕方ないだろう。
とボクは考察しました。


そのまま副長さんを探しに街に出かけると、やけにVIPなところへ。
VAVAとかいうNGOみたいな団体の講演会やってた。
ホーチミン市長さんに戦争証跡博物館の副館長も来てた。

でもね。
正直ね。
ベトナム語分からんでムチャクチャ眠いねん。
あと年齢を召した方が多いのでなんかインチキくさい。
ようわからんロン毛のおじさんが声高に歌ってたり
障害のある子達に歌歌わせたりして
何か嫌悪感を感じた。

潜入

今日は取材の関係で

ベトちゃんドクちゃんのいた

ツーズー病院の障害者病棟に

ちょこっといってきました。





障害者って言っても

日本で見るダウン症の子とか

そんなレベルじゃないんだよね。



頭の形歪んでたり

脚の大きさが左右まったく違ったり

バセドー病みたいに眼が飛び出まくってたり

指がおかしかったり

そんな子たちがゾロゾロいるのです。







でもそんな子でもかわいいなって思える自分が

いることにちょっと安心したのです。

やっぱり実際に会ってみると

差別しちゃうんじゃないかとか

簡単にかわいそうだって偉そうに思っちゃうんじゃないかって

心配してたのです。



それでも動けないまだ小さな子達が

寝ている部屋を覗いたときは

ぞっとしましたね。

地獄絵図で出てくる罪人の顔のように

顔がみんな歪んでうめいてる気がして

この世の終わりみたいな印象でした。





奇形児のホルマリン漬けが

ズラーっと並ぶ資料室に

行けなかったのはちょっと残念だったなー。







その後ドクちゃんのコネで

NGOっぽい会議に参加しました。

ホーチミン市長とか

戦争証跡博物館副館長とか

それこそVIPばっかり！

しかもなぜかそのすぐ後ろの席に案内されるし！





まぁでもよく分からんベトナム語の

長い話でとっても眠かった･･･。









P.S.

食べ物の話ばっかりでしたが

実はこんな濃厚なことばっかりやってます。



でもね、

みんなお土産話期待してると思うけどね､



濃すぎて口外できない危険なネタも

たくさんあるの･･･。

ベトナム旅行記⑩―怖い話

ベトナム旅行10日目スケジュール

　エイズホスピス
↓後はいつものようにビールだよ

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今日はもう一回エイズホスピスへ。
ソンさんの歌声がまた聞けるかななんて思ってたんだけど、
ビーズ小物作りに勤しんでいたのでちょっと残念。
この前行ったときにはあと数日の命しかないって言われてた
ベッドの上でぐったりしてリアクションもまともにできてなかった
カンボジアの男の子が、すごい元気で
普通にご飯食べてるのがびっくりした。

今回は子供たちと遊んでた。
絵を描いたりして、シエスタまでの時間を楽しんでた。
やっぱり子供はみんな一緒だ。
物乞いの子も、バスの中の子も、エイズの子も。
未来を切り拓く力とチャンスがあるかどうかだけだ。

あ、あと飯屋の家族の昼食になぜかオレだけ
参加させていただきました。
普通こんなん日本じゃありえんよね。
こういうときはさすがに語学力のなさが気になってしまう。
でも、ごちそうしてくれてどうもありがとう。

あ、今日カエル食った。
初日にも食べたけど、今日はカエルの照り焼き♪
そのまんまの姿でまだらな皮もついたまんま。
でも、おいしいよ♪

そのときに怖い話をいろいろ聞いた。
ひったくりがカバンをナイフで切り裂いちゃったりするんだけど
間違えて体引き裂いて血だらけになっちゃった女の子だとか、
カップルで来た二人がバイクタクシーのドライバーに
だまされて離れ離れにされて「会いたいなら金払え」とか、
さっきまで仲良く一緒に飲んでた派手めの女の子が
夜にシクロドライバー達にレイプされてそのまま死んじゃったりとか。

こんな話を聞くと怖くなる。
彼女連れてくるなら、せめて
ラフな格好に化粧させないようにするわ。
みんな気をつけてね。
バックパッカーは得る刺激も大きいけれど
リスクも大きいからね。
でもボクはもう普通のパックツアーじゃ物足りません（泣）。

原始生活

こっちはまだ10時ちょっと前です。





何か体験型企画がしたいと

要望を出したので

何か料理でも作ろうかという話になって

今日はバナナジュースを作りました

（なんでやねん）。







ミキサーなんて器用なものはないので

ボウルにバナナと牛乳と練乳を入れて





棍棒でたたきまくる！





ひたすらたたきまくる！





しつこくたたきまくる！





おまけにたたきまくる！





それでもたたきまくる！





やっぱりたたきまくる！





もうちょっとたたきまくる！









レベルアップ！





勇者はメラゾーマを覚えた！









そんなこんなでできた

バナナジュースは

ストローを通りませんでした（笑）。





そして飲みすぎてあんまり

夕食食べれませんでした。















まぁ夕食がカエルだったからかもね。







でもおいしかったよ。

ベトナム旅行記⑨―変革の時

ベトナム旅行9日目スケジュール

　高級住宅街へ
↓夕食はヤギ料理
↓カフェでまったり

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今日は高級住宅街へ。
だんだんバイクが減っていくんだな、これがまた。
そしてだんだん車が多くなっていくのです。
ベンツやらBMやらがね。
屋台の姿も見えなくなって、
あるのは見覚えのある背の高いビルばかりに。
ほこりっぽいけど道もきれいやわ。

心なしかすれ違う子供たちも太り気味で、
道行く人も「あら、奥さん。今度のお茶会いつにする？」みたいな感じ。
クラクションも鳴ってないし、むしろクラクション禁止の標識あるし。
変革にあるベトナムの１ページといったところでしょうか？
昨日スラム街に行ったから余計に差を感じるね。
でもなんか寂しい。
やっぱりきれいに舗装された道路やそびえるビルからは
温もりが感じられない。

夕食はヤギ料理に連れて行ってもらいました。
日本人が「今夜は焼肉いくか！」みたいな感覚で
現地の人は食べに来るらしい。
メニューは、
ヤギのおっぱいの焼肉
（おっぱい星人のオレにはたまりません笑）と
ヤギ鍋。
まさかベトナムまで来て焼肉食べれるとは思わなんだ。
これがまた、ちょ～～～～おいしいのよ！
ベトナム、やるやるとは聞いてたけど。